当地デトロイトではポスト・バップのシーンを支える名サックス奏者として高く評価されたSam Sanders。唯一残されたアルバム 『The Gift Of Love』(1983年)はブラックネス漂う音楽性でスピリチュアル・ジャズのシーンでも好まれてきた。
今回、Amir主宰の180 Proof Recordsと提携し、BBE Musicはストラタ・レコードのカタログ中のレアな逸品の探求を取り掛かり、その一環として180 Proofから一度2013年に発売された、ストラタ・レコードが現役の頃に未発表だった、サックス奏者、サム・サンダーズのリーダー・アルバム『Mirror Mirror』を再発。
今回発掘された1980年録音の未発表音源は予想を大きく裏切り、かつ大きく上回るものだった。ほとんどの曲でヴォーカルをフィーチャーした、ジャズ~フュージョン~ソウル~ファンクが 高次元で 融合した音楽性は、 Oneness Of Jujuを思い起こさせる。
スピリチュアル・フュージョン・ソウルとも呼びたい「Inner City Player」、男性ヴォーカルが歌う味わい深いワルツ「Loser」、ワウ・ギターがグルーヴ感を演出する「Funk’ed Up」、メロウでメランコリックな「Love’s Gain」、Sandersのサックスが心に沁みる美曲 「Summer Mist」など聴き所が満載。白眉は「Face At My Window」。
ジャズやレア・グルーヴはもちろん、ソウルやファンクのリスナーにもアピールするモダンな音楽性は、まさにミクスチュア・ ミュージックの聖地、デトロイトが生んだ文化遺産である。
Disc1
A1.Inner City Player
https://youtu.be/vNyVfnMbdyM?si=4uptRyGxp4eAASLr
A2.Face At My Window
https://youtu.be/Jf27uniecxs?si=4-lgxo_lJP1UNMvH
B1.Loser
B2.Funk'ed UP
https://youtu.be/HWdS7_x_alg?si=gV-1eJUoqKNBSamQ
Disc 2
C1.Love's Gain
D1.Summer Mist