フュージョン・ルーツのコード・ワークとドラマチックなストリング・シンセを軸に据え、ジャズ的なメロディーを要所へ散りばめた、正統派デトロイト・テクノ・ナンバー「Family Property」は、まさにUR『~2~』シリーズ直系といえる名作。
アルバムとはエンディングが異なる「Full Length Ver.」は、聞き応えあります。 テスト盤を手にしたDerrick Mayも大絶賛。 続くAは、センシティブなシンセを組み合わせた浮遊感のあるウワ音の旋律で、色彩豊かに展開していくテックハウス・ チューンの「Los Contorols」。中盤からラテン・ジャズ・フレーバーを取り入れた大胆な展開が聞き所。
最後を飾るアルバム未収録の未発表曲B1「Two Feet Up」は、小気味良く跳ねたファンキーなハウス・グルーヴでスタートし、クラウドの身体を十二分に温めた所でいきなり現れる壮大なシンセ・メロと、高揚感に満ちた軽やかなシークエンスでビルドアップしていく展開に、メロディー・メイカーGerald Mitchellの真骨頂を感じ入る傑作。 幼少の頃よりチャーチ・ミュージックに接してきたGeraldならではの、コズミック・ゴスペル・ミュージックとでも形容できそうな傑作3曲を収録。
-Tracklist-
A1. Family Property *FULL LENGTH Version
https://www.youtube.com/watch?v=g5iPgcvg53Y
A2. LOS CONTROL
https://www.youtube.com/watch?v=UP7ZsmX1i_E&t=1s
B1. TWO FEET UP *Un-Released Track
https://www.youtube.com/watch?v=mPaaWfDyu1E