
SwagのCris手掛けるエディット・レーベル<Popular's People's Front>からのデビューでディスコ・サイドからの注目を集め、1st EP『RK#1』をKDJが絶賛した事でビートダウン~黒いハウス好きにもその才能が話題となったマンチェスターのブラックミュージック・フリークRuf Dug主宰『Ruf Kutz』シリーズの第9弾。
今作は4アーティストのオムニバスEPで、このレーベルならではのブラック・ミュージック・ルーツなサウンド・センスとビート/グルーヴを軸に、どこか80'sアンダーグラウンド・ブギーとロウなブラック・アンダーグラウンド・ハウスを融合させるサウンドから、AOR~バレアリック的な暖かなムードも呑み込んだブギー、メロー・ファンクなグルーヴ迄、『Ruf Kutz』シリーズの黒い質感の魅力にオーガニックな味わいが全面的に散りばめられた素晴しい1枚に。
4アーティストの詳細はほぼ不明なこの1枚の始まりを手掛けるのは、本レーベルの顔役といってもいいGlowing Palms。ナイト・ダビングなブギー・テンションのビート/グルーヴに、マリンバ・リフやリズム・マシーンをリズミカルに重ね、鍵盤を広げていき、どこか80'sアンダーグラウンド・ブギーとロウなブラック・アンダーグラウンド・ハウスを融合させる「sk Me After Midnite」からカッコ良し。
ファンクネスとアシッド・ヴァイブを波打たせるシンセ・ベースを絡めたミッド・テンポのグルーヴに、柔らかな鍵盤とヴォーカルを重ね独特のAOR~バレアリック・ムードを醸し出すBell Towers「Love Chain Reaction」。
ロウな質感の"鳴り”で、どこかLevel 42辺りを彷彿とさせるミッドテンポの80'sフュージョン・ブギー・サウンドに、エッセンシャルな女性VocalをFeatしていくFreekwency Ft. Penelope Shum「Thru The Nite」。
暖かく爽やかなマリンバとキーボードのリフを鳴らした80'sメロー・ブギー・ファンク的グルーヴに、こちらも艶やかな女性Vo.が心地よくFeatされていくThe RK's.「Bring Us Back Together」。
-Tracklist-
A1.Glowing Palms/Ask Me After Midnite (Tropical Marimba Wobble For The Disenfranchised)
A2.Bell Towers/Love Chain Reaction (Synth Trombone Is Now A Thing For You Too)
B1.Freekwency Ft. Penelope Shum/Thru The Nite (VHS Futures That Never Will Be)
B2.The RK's./Bring Us Back Together (French Filters Get THe Manc Street Soul Treatment)
試聴
https://rufkutz.bandcamp.com/album/rk9